朝鮮民謡 『アリラン』

『アリラン』という歌を聴いたことがありますか?

朝鮮半島の民謡で、「文化/伝統」でこの話題が青IDから出ました。

「アリラン」をもとに、「アリ」というのは中国起源というブログから、現代韓国の言葉がずいぶん変わったという話題だったんですが(これは他の青IDから否定されていましたが・・ww)

アリランは、半島の各地域で歌詞やメロディーが異なっている歌だということですが、代表的な「アリラン」を紹介してくれました

京畿道アリラン



珍島アリラン(全羅道)、密陽アリラン(慶尚道)、江原道アリラン 



各地域で随分違う歌になっています。そして標準的な「アリラン」がおそらくこれでしょう。

ニューヨーク・フィルハーモニック



そして赤IDが「アリランの誕生」という本から標準的なアリランのことを紹介してくれました。



宮塚利雄「アリランの誕生」1995 創知社 

ex2004(ex2004) / 作成時間 : 2010-11-17 15:05

1926年、日本の朝鮮総督府の新庁舎の完成を祝う式典がおこなわれていたソウルで、団成社は羅雲奎監督の無声映画『アリラン』を上映していた。そのラストシーン、主人公が手縄をかけられたまま日本人の巡査に引かれてアリラン峠を越える。

 このとき舞台の片袖で歌手の李貞淑(李正淑)が「アリラン」を唄った。
観衆は総立ちになった。

  アリラン アリラン アラリ オオ
  アリラン丘を 越えて行く
  アリラン丘には 十二の峠
  最後の峠を いま 越えて行く

 これが「アリラン」が民衆の前に登場した最初であったというという説がある。実際にも羅雲奎はこの映画で一躍有名になり、その後も次々に映画製作をして,1930年には続篇になる『アリランその後の話』を撮って、前作よりさらに激しい抗日感情を描いた。アリラン・シリーズは第3篇までつくられたが、翌年、羅雲奎はまだ36歳の若さで夭折した。

 その羅雲奎の手記に、アリラン・アリランという節回しは労働者や受刑者たちによって唄われていたが、主題歌のような歌にしたのは自分だったと書いてある。少なくとも羅雲奎の指導のもとに編曲し、歌詞を変えたのであったろう。

 この話だけみると、映画『アリラン』が歌謡「アリラン」を流行させたのだということになる。ところが著者がいろいろ調べてみると、「アリラン」を最初に採譜していたアメリカ人がいた。1896年にH・ハルバートという小学校の教師が「アララン」として採譜している。そこにはまた、アラランは自分の夫を愛しく呼ぶ漢語「愛郎」の音訳だったというふうに書いてある。

 ついで、この「アララン」は日本の信夫淳平が『韓半島』の中で紹介していた。これが1901年である。そこには「アリラン」という歌は各地にあったと説明されている。どうも20年か30年ほど前からの歌だったようなのだ。ではいったい、どのようにアリランは成立したのか。著者はここからいろいろと各方面に足を延ばしていった。

松岡正剛氏ブログ「千夜千冊」より



この映画の「アリラン」というのを「釜山でお昼を」というサイトでも同じように紹介されています。


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 この映画は無声映画なので、弁士が舞台横で語り、楽隊が音楽を奏でます。それでシナリオではなく映画小説として出版されました。ラストシーンで弁士が声を張り上げて

자 여러분 함께 노래합시다 (さぁ 皆さん 一緒に歌いましょう)

と呼びかけ、楽隊が演奏し、観客が全員でアリランを4番まで唄って幕が下がったそうです。

 この映画は、3.1独立運動に参加した農村出身の青年とヒロインの話らしいですが、朝鮮総督府は、この映画は政治思想ではなく芸術作品としたため、日本人も多く鑑賞して共感の涙を流したと言うことです。そしてこの映画は,100万人を超える観客が映画を見て、主題歌アリランを唄ったことで この映画の主題歌が朝鮮を代表するアリランになったと言われています。

 ただ現在は、4番の歌詞が白頭山を歌っていて、戦後、韓国の国家意識高揚のために編纂されたと言われています。




この映画は、朝鮮半島の隅々、田舎の方まで上映されたそうで100万人位見たと言われています。
従って、この映画で歌われた「アリラン」が標準アリランになったのかもしれません。

 松岡氏のブログ「日本でアリランが歌になったのは、1932年に佐藤惣之助作詞・古賀政男編曲による『アリランの唄』が最初だった」ということですが、「佐藤惣之助」は数々の名曲の作詞をしていますが、現代の人にとっては、何と言っても『阪神タイガースの歌(六甲颪)』ですね。
 
 日本の古いアリランを探しました・・・昭和25年12月、菅原都々子:歌 大高ひさを:作詞となっています。
 


 松岡氏のブログには、「江原大学の朴敏一の研究によると、江原道・慶尚道・全羅道などのアリランだけでも19種のメロディと186種の歌詞があるという。北朝鮮にも20種のアリランがあるらしい。」と記載されています。一つの歌がこれほど違っているのも非常に珍しいのではないかと思います。
 記録等さえあれば、どのような地方で、どうのような時期に、どう変わって行ったのか調べられると面白いと思うのですが・・・







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この記事へのコメント

SEX君
2013年02月19日 18:25
今、学校で宿題出されたからラッキー♪

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