「世界7大自然景観」 それは韓国人気質による不幸

韓国の人のランキング好きに関しては当ブログでも度々書いています。例えば『【世界陸上】陸上はおもしろい』で紹介したように何か「と世界○番目」とか「世界○大○○」という表現が大好きです。そしてこのことは例えば「ネット投票で選ぶ」という方法であればなおさらのことで、その韓国人気質が爆発します。

今年TIME誌が発表した「世界で最も影響力がある100人」に韓国のRain(ピ)が選ばれていますが、そこには次のように書かれています。
The South Korean pop star turned actor Rain, 28, took the top spot in the TIME 100 reader poll for the third year, trouncing competitors from Barack Obama to Lady Gaga. That's pretty impressive online power for a guy whose main claim to Western fame is a role in the 2009 film Ninja Assassin.
韓国のポップスター兼俳優のRain(28)はタイムの読者投票でバラク・オバマやレディ・ガガという競争者を打ち負かして3度目のトップになった。西洋では09年の「ニンジャ・アサシン」で知られてはいるが、これほどのオンライン・パワーが結集するとは・・・・


こういう人気投票というのは時としてネット住民のいたずらで投票されることもあるようですが、韓国が官民一体となって行った「済州島を世界七大自然景観に」という運動が大きな問題となってきそうなのでご紹介します。大きな問題と言っても日本国内では全く報道されませんしネットで情報を得るしかありません。ましてや当ブログは速報的なブログでもありませんし、全く関心が無かったのでこういう状況になってから調べてみたというのが本当のところです。

韓国の観光地「済州島」が今年11月ニューセブンワンダーズ(The New7wonderws)という財団がネット投票をもとにした「世界7大自然奇観」で選定された・・・ということ位は知っていたのですが「どうせいつもの組織票だな・・」位でした。まぁ日本でも「あなたが選ぶ○○百選」とか「投票により選ばれた」というのもあったり、私も地元の観光地が候補になっていれば投票とかするかも知れません。



この財団は、2007年に「新・世界7不思議」と言うのを選定し、その次のイベント「自然版」を2008年12月に440カ所の候補地を選び、一次・二次投票、3次専門家審査により28カ所を候補地として選定しました。そしてこの中から最終的に7カ所を選択しましたが発表のあったのは11月12日午前4時7分だったのですが、それを見届けようと集まった約1000名の人は大喜びだったようです。


当初、アジアを中心に「この選定に選ばれれば無料で世界に宣伝される効果がある」ということで「各国がこぞってネット投票を行い」、2008年12月21日の段階で上位15カ所は全てアジアと言う状況でした。(レコードチャイナ 2008/12/24

しかしこの財団の前回の「新・世界七不思議」選定の際にはユネスコから非難されていたりしています。そして財団に関しての報道がありました。(【動画】「新世界七不思議」に異議あり!
実際にはその動画を見ていただければ良いのですが一部をキャプチャーします。
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国際的な方法とは関係なく「商業的な匂い」がします。

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Eメールや「有料の」ショートメッセージで投票し、「たなぼた」だったと認めている。

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「たなぼた」というのは彼らには「ライセンス収入」があって、(最終選定で選ばれるよう)「ライセンス料」を支払う

つまり当初アジアの人が「無料で宣伝できる」と考えていたのとは違い、「有料の」投票システムで重複投票を認め、そこで選ばれた場合、主催者にライセンス料を払うことで「新・世界7大不思議」ということを使用できるということです。

これはいきなり「おめでとうございます。貴方が当選しました」という知らないメールが来て優待価格で商品を受け取れるとかいう迷惑メールの類と同じシステムだったのですが、当初アジアの国以外では「胡散臭い財団」と見られていたこのイベントに関してアジア各国は良く分かっていなかったというのが実情だったのかもしれません。

しかし当初、他のアジアの国から出遅れた感のあった韓国では、今年1月13日済州の「世界7大自然奇観」入りに向けた汎国民推進宣布式を行い本格的にキャンペーンを行います。なにしろ「済州-世界7大自然景観選定汎国民推進委員会」の委員長が前首相で、名誉委員長が現大統領夫人です。さらにたくさんの著名人が広報大使として活動しました。
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このキャンペーンは韓国国内だけではなく在外の韓国人に呼びかけ、日本国内でも駐日韓国大使館韓国文化院の文化院ニュース2011/02/07の他にも「済州島の選定日本地域推進委員会」が立ち上がったり、済州市と姉妹都市の和歌山市長が広報大使の委嘱をうけたりしています。また広報大使となった韓国芸能人のファン等々もブログ等で「投票方法」を紹介したりしていました。

こうした動きに対して2011/4/22の中央日報はシム・サンボク論説委員による次のような記事を載せます。


【時論】おかしな投票に夢中の大韓民国

電話やインターネット投票は特別な装置を備えない限り問題がある。投票の核心である公正性と代表性を担保できないからだ。このため、ただ娯楽として人気を表す用途に使われたりする。いま済州道民をはじめとする多くの人が夢中になっている「世界7大自然奇観」選定イベントもこういうものだ。「新世界七不思議(New7Wonders)」というスイスのある民間団体が行っているが、電話とインターネットで世界の自然奇観7カ所を選ぶ行事だ。

インターネット投票は一回だけ認められるが、電話と文字投票は無制限だ。ただ、国際通信なので費用はかかる。電話1回は180ウォン(約14円)、文字は150ウォンという。電話代さえあれば少数の人からでも限りなく票を受けられる構造だ。 主催側こうした問題はよく知っている。投票の信頼性をどう確保するかという質問に対し、そう深刻に考えるなという立場であるからだ。(略)

民間団体がしている行事に政府の要人が前面に出るのは少し違う。コ・ドゥシム、キム・テヒら芸能人が広報大使になっているが、この程度が適切だということだ。地方自治時代に済州道が乗り出すのも十分に分かる。しかし禹僅敏知事をはじめとするすべての公務員がこの投票に夢中になるのはやり過ぎだ。

禹知事は「通信料は道庁が全額負担する」とし、公務員総動員令を出した状態だ。目的のために手段は問わない姿だ。「新世界七不思議」のホームページにはハングルのバナー広告が輝いている。韓国人の訪問がそれだけ多いということだ。

この投票には全国組織を率いる農協と大韓商工会議所も参加している。投票者の中にはユネスコがこの行事を主管していると思い込んでいる人も多い。ユネスコは「関係ない」と明らかにしたにもかかわらずだ。

済州道はすでに世界で初めてユネスコから「トリプルクラウン(3冠王)」を受けている。2002年に生物圏保全地域、2007年に世界自然遺産、2010年には世界地質公園として認証された。世界に済州を知らせるのに不足がない材料だ。これを十分に広報することにより多くの力を注ぐのが良いのではないだろうか。

中央日報日本語版 2011/4/22


と中央日報にしては凄くまともな記事になっています。さらにこの財団に関して「国際的な詐欺ではないか」という他情報が他の候補地から出始めます。

文化観光大臣が2011年8月15日、インドネシアはコモド国立公園のNew 7 Wonders最終選考出場を辞退すると発表した。文化観光省がその決定を決めたのは、ニューセブンワンダーズ財団が新世界七不思議最終発表会のホスト国をインドネシアに勤めるよう求め、そのための費用負担4500万ドルを要求した上、それを受けなければコモドを28ファイナリストから抹消すると強要されたためであるとのこと。ホスト国になるための財団に対するライセンスフィーが1000万ドル、また発表会開催のための費用負担が3500万ドルにのぼるというのが4500万ドルの内訳。http://indojoho.ciao.jp/110822_2.htm

この時インドネシアでは「あの財団を信用しすぎないほうが良い」という忠告は大臣の耳に入っていたと言うことですし、「新世界七不思議の持つコマーシャリズムのお祭りであるという性格を大臣は正しくしく理解していない」という推進派の人もいたようですが、結局インドネシアでは2011年8月16日以来、票あつめによるサポートをストップしており、政府文化観光局は、この新世界七不思議財団を告訴しようとしているようです。(気になるインドネシア 2011/09/11)

またモリジブは5月末、ワールドツアーをするという理由で75万米ドルを要求され、モリジブの通信社と航空会社に100万ドルの後援を要求されていたと伝えたということもあったようです。

こうした情報は、韓国国内で「済州、新・世界七不思議選定でまた国際詐欺の疑惑」 チャムサセン2011/09/15
と報道されています。それによると韓国の議員が

 △インドネシアとモリジブがニュー・セブン・ワンダース財団から巨額のお金を要求され、これが詐欺だとして記者見をした事実
 △電話とインターネット投票で選定するが、その基準と手続きが公開されていないない
 △インターネット投票を名分に個人情報を収集し、その情報を他の営利法人に移管して保管させているという事実
を指摘し、

「ニュー・セブン・ワンダースという民間の財団が行なっている『新・世界七不思議選定事業』は、ノミネートの過程で最低限の公共性も透明性も全く確認できない詐欺性が濃い営利事業である可能性が高く、政府が国際詐欺にもてあそばれているのではないか」


としていますが、他の国が「国際的な詐欺だ」と問題にしようが、一度火が着いたら止まらないというのも韓国と言うお国柄でもあります。大統領自ら投票し、大統領夫人が名誉委員長で国内外に広報し、済州道では公務員が専従で一人当たり1日300回~500回電話投票し、挙句には通話料の寄付と称して代行投票まがいなことまでやってしまいます。
それは過去に「おかしな投票に夢中の大韓民国」とか「世界に済州を知らせるのに不足がない材料だ。これを十分に広報することにより多くの力を注ぐのが良いのではないだろうか」と書いた中央日報でさえ・・・。


世界7大自然景観投票締め切り迫る…「済州に1票を」

「7大自然景観」の選定が2日後に迫り、追い込みに向けた候補地の投票競争が熱くなっている。チョン・ウンチャン汎国民推進委員長は7日、対国民要請文を通じ全国民が投票に参加するよう訴えた。チョン委員長は、「国民1人が1回ずつ電話をかけても5000万票が増えることになり、7大自然景観に選ばれる」と強調した。7大自然景観投票は11日午後8時11分に終了する。(略)

済州は世界唯一の「ユネスコ3冠王」というタイトルを前面に出して7大自然景観選定作業を進めてきた。ユネスコが生物圏保護区(2002年)と世界自然遺産(2007年)、ジオパーク(2010年)の3大自然科学分野をすべて認証したのは済州が唯一なためだ。 7大自然景観に選ばれれば観光客の増加はもちろん国家ブランドの上昇などさまざまシナジー効果を期待することができる。

だが、一部では民間機関のニュースセブンワンダーズの公信力に疑問を提起されてもいる。

中央日報日本語版 2011/11/10

中央日報は、「おかしな投票に夢中の大韓民国」「済州道は既に世界で初めてユネスコから「トリプルクラウン(3冠王)」を受けているから、これを十分に広報することにより多くの力を注ぐのが良いのではないだろうか」と書いたことさえ忘れたかのように投票を呼び掛ける記事を書いています。


そして済州島は見事に「世界7大自然景観」に選ばれるのですが・・・・「やり過ぎ」が表面化してきました。
(続きは、「世界7大自然景観」 それは韓国人気質による不幸 その2で・・)






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