ロンドン五輪に見る韓国人気質 その1

連日熱戦続きのロンドン五輪では日本選手がなかなか勝ちきれずヤキモキしましたが、メダル争いに多くの選手が加わっていました。今回は開催地の関係で連日寝不足の日が続いている方も多かったのではないでしょうか。

さて普段韓国ウォッチをしている私にとっては、今回のロンドン五輪は韓国の国民性と言うか韓国人気質が随所に見られて別な意味で面白い大会でした。

2012/08/03中央日報が報道した「<五輪>誹謗中傷・個人情報暴き…度が過ぎる誤審サイバーテロに書かれていますが、フェンシング女子エペ準決勝で韓国選手が負けてから相手のドイツ人選手とその試合で主審を務めたオーストリア人に対し誹謗中傷や個人情報暴きをしたそうです。記事中にもありますが、その酷さはかなりなものです。

インターネットとSNS空間には「ナチの子孫は消えろ」など人種差別的な発言のほか、女性の性器を意味する罵りの言葉までも出てきた。ハイデマンのフェイスブックやツイッターでこのように誹謗中傷した。結局、ハイデマンはフェイスブックとツイッターを非公開に変えた。

一部のネットユーザーはハイデマンのヌード写真まで広めた。04年アテネ五輪当時、成人雑誌「プレイボーイ」ドイツ版のモデルに登場した写真が急速に広まった。攻撃は「個人情報暴き」に発展した。情報検索に慣れている韓国ネットユーザーはツァー審判の電話番号・電子メールまで調べ出し、攻撃ターゲットにした。こうした騒ぎは独ディーベルト(Die Welt)紙でそのまま報道された。


同記事にはありませんが、他の報道ではハイデマンさんの彼氏にまで攻撃していたようです。

フェイスブックが非公開になると今度はハイデマンの彼氏のフェイスブックを攻撃して非公開になるということを繰り返した。

ここまで来ると、スイスのサッカー代表選手のツイッターに競技内容に韓国人が抗議のコメントを載せたことで怒ったスイス人選手が韓国人を侮蔑する内容のコメントを載せてしまったために代表を外されたことが報道されていましたが、韓国からの攻撃が相当酷い状況だったのは想像できますね。

韓国(人)が対戦相手になったことで招いてしまったことが不幸の始まりです。

さて今回の大会に関して、私が「さすが韓国、期待を裏切らない」と思ってしまったことのひとつにバドミントンの失格騒動の報道があります。最初の報道を見ると・・


中国ペアは世界ランキング1位だが、試合ではサービスをわざとミスしたり、韓国ペアのサービスにリターンをしなかったりと誠意のあるプレーを見せず、失点を重ねた。

韓国代表監督は「中国の行動はスポーツ精神に真っ向から反する行為」と非難した。


中国ペアだけがわざとミスをして韓国が非難したと言う記事で、その続報として「無気力プレーの五輪バド中国ペア 世界連盟が調査へ」と中国チームのことだけが悪いような記事になっています。これは中央日報も「中国の意図的な敗戦に怒る韓国バドミントン」と書いています。(まるで聯合ニュースを見て書いたかのような記事ですが・・)



夜になって「五輪バドミントン女子複 故意負けの4組全員失格」と言う記事が出てきました。当初言われていた中国ペアだけではなく、4組が失格となり、そのうち韓国ペアが2組含まれていましたので「何故???」という事でした。ここで面白いのは【ロンドン聯合ニュース】となっているのでおそらく発表会場に記者はいたんでしょうけれど、「AP、AFP通信などが伝えた」と外信記事を元にした短い記事にしています。



この決定を不服として韓国とインドネシアは世界バドミントン連盟に提訴しました。「中国が先に行ったから応酬したまでだ」と言うのが言い分のようですが「韓国とインドネシアはこの決定に対しBWFに提訴したが棄却された。」(中央日報20120802」

これも実際には、「Koreans' appeal rejected; Indonesia's withdrawn(世界バドミントン連盟HP)」となっていますから、インドネシアは取り下げしたので韓国だけ棄却されたのが本当のところです。

その試合のことは動画が紹介されたり、日本でも記事やニュースになって広まってしまいました。もちろん前代未聞のことですので世界中で配信されています。

BBCやガーディアンも「中国と韓国のバドミントン選手が無気力プレーでスポーツ精神を傷つけた」と非難した。 ロイター通信は「恥知らずのバドミントン選手が利益のために意図的に負けた。 この日の2試合は五輪バドミントンを混乱に陥れた」と評価した。

【試合の動画】



サーブ「わざと」ミスの応酬、勝って笑顔なし バドミントン女子「無気力試合」の一部始終

試合が進むにつれて、ますます奇妙な展開となる。中盤、リードする韓国ペアが、サーブを簡単にネットに当てるミスで相手に得点が入る。するとサーブ権を奪った中国もまた、サーブがネットを超えない。「負けじ」と韓国も、不必要に大きく打ったサーブがラインをオーバー。中国はまたも、サーブをネット手前に引っ掛けてポトリ――。最初は「あーあ」とため息が聞こえていた観客席からは、次第に失笑が漏れ出し、とうとう不満の声があちこちで上がり始めた。たまらず審判員が両チームの選手をコート中央に呼び寄せ、「このまま勝負をしないのなら、失格もあり得る」と厳重に注意した。

それでも双方とも、この警告に耳を貸さない。再開後の最初のプレーでは韓国ペアのサーブがようやく入り、中国ペアが軽く返す。ところが韓国側の前衛の選手は右腕を伸ばしただけで動こうとはせず、安易にポイントを許した。今度は中国ペアのサーブ、「お返し」とばかりにまたも失敗だ。ミス合戦を繰り返した末に試合は韓国ペアが勝利。だが世界ランク首位を破ったにもかかわらず、2人の選手は二コリともしない。負けた中国ペアも無表情のまま。収まらないのは、終始やる気のないプレーを見せられた観客だ。淡々とコートから引き上げる選手たちに、ブーイングの嵐を浴びせた。

もうひとつの韓国チーム、河貞恩選手と金ミン貞選手のペアも、インドネシアのメイリアナ・ジャウハリ選手とグレイシア・ポリー選手のペアと、同様の無気力ゲームを演じた。両ペアとも、コート上で自分の立ち位置から動こうとせず、シャトルに手が届かなければ「知らん顔」なのでラリーが全く成立しない。たまりかねた主審が、選手に失格を告げる「ブラックカード」を突き付けようとしたほどだ。


J-CASTニュース 2012/08/02


世界中が当然のように4組の試合態度を非難すると、韓国報道も手のひらを返したかのように「正々堂々と競うのがオリンピック精神だ」(中央日報社説)とか「バド無気力試合を勝利至上主義見直しの契機に」朝鮮日報社説となります。

こうした一連の報道をみて私が「韓国らしい」と思ったのは、パターンとして

 ①韓国は全く関係ないとする報道
 ②韓国も当事者として関係していることが知られると、それは他国(人)のせいだという
 ③世界中が非難している事が報じられると「国の恥さらし」としてその当事者を非難する


となっているからです。

こういうことは、普通、「他国(人)のせいにする」ということが多いのですが、今回は問題が大きくなってしまい「国の恥さらし」までいきました。しかし本来、提訴してるのですからそれを言い張れば良いことなのですが、提訴の理由が「中国が先にやったから」という訳の解らない理由ですから言い張ることもできませんwww

さて今回、バドミントン競技で失格となったことから、変更になった対戦制度の問題だという論調もあります。同国対決が起こらないようなトーナメント方式が良かったとか、「なでしこJapanの二位狙い」のことが問題になっています。また朝鮮日報では「シドニーや北京でもあった無気力試合」と言う記事で北京五輪で日本の野球についても書いています。

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私が、サッカーや野球が今回のバドミントンと決定的に違うと思うのは

①同国対決がない団体種目と同国対決が起こり得る個人種目の違い
②引き分けを認めてる競技と勝ち負けしかない競技の違い


だからです。

個人種目の場合、予選のリーグ戦方式の場合、シード選手を世界ランキングに基づいて組み合わせます。したがってランキングによって順当に勝ち上がれば決勝前に同国対決は起こることはあり得ます。これはトーナメント形式にしても同様です。今回ダブルスはあらかじめランキングで上位4組がシードが決まっていて、第1シードはA組、第2シードはD組、第3/第4シードはそれぞれB組/C組、残りの選手は抽選によりAからD組に振り分けとなっています(日本バドミントン協会HP)。逆に準決勝で同国対決になれば確実にメダルが取れることになります。

またサッカーや野球などの「引き分け」を認めるているのと「引き分けが無いため負ける」のは違います。今回失格したチームは、サッカーで言えば互いにオウンゴールの応酬とか、転がってきたボールをキーパーが動かないでゴールするのを防がないとかいうことですし、野球で言えば守備で捕球しないとか満塁で敬遠していることと同じですね。